2016年10月20日掲載 西日本新聞 生活面 コラム12
西日本新聞ニュースさんでのコラム12回目
面会に来られた飼い主さんが
横たわったペットに精いっぱいの思いを込めて
「頑張れ」「また一緒に散歩に行こうな」など
絞り出すように呼び掛ける声
動けない体で、尻尾を振って答える姿。
言葉をかけようと息を吸い込みますが
その言葉、発することなく飲み込みます。
なぜなら、どんな言葉よりも、
今その見つめ合っている時間が
何より大切だと思えるからです。
獣医師はあくまで脇役にすぎません。
どれだけ獣医療が全力を尽くしても
飼い主さんの愛情に勝るものはありません。
【君(ペット)がいるから】徳田竜之介<12>
最高の薬は飼い主の愛情
http://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/281588